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アルツハイマーと油の深い関係 吉野敏明・前田日明の動画より

前編は吉野敏明医師の動画、後編は前田日明兄さんの動画より、「アルツハイマーと油」に関する動画2連発の文字起こしです。

アルツハイマー認知症に限らず、アレルギー、自己免疫疾患、癌など、あらゆる病気において同じことが言えます。知っておいて損はありません。主要な部分を文字起こししておきましたので、ごゆっくりご覧ください😊

 

 


いかなる病気にも必ず原因はあります。30歳を過ぎてから起こる病気は、ほぼ自己責任です。アルツハイマー病にも明確な原因があります。そのキーワードは植物性の油です。油は種類が色々あると知っていると思います。

まず魚油。魚の油でオメガ3がメインです。油のことを脂肪酸と言いますが、油の周りに炭素が延々に10個、20個、30個と繋がっていて、最後にカルボキシル機(化学式-CO2H)です。-CO2Hが付いてるのを脂肪酸と言います。カルボキシキルから何個目に二重結合があるかによってオメガ3、6、9という言い方をするんです。

不飽和脂肪酸(油脂)があると液体の油になります。この中でも、オメガ3、6、9はサラサラの液体の油になる訳です。魚油はオメガ3が多い。植物性の油はオメガ6が多くなります。動物性の油や炭素数が多い油はオメガ9になる。

脂肪酸は炭素数で分類されます。短鎖脂肪酸は炭素数6個以下、中鎖脂肪酸は8~12個、長鎖脂肪酸は14個以上となります。また、炭化水素鎖に二重結合を含まない場合は飽和脂肪酸、含む場合は不飽和脂肪酸と分けられます。二重結合があると融点が低くなり液状となる。植物油などサラサラの油は不飽和脂肪酸という訳です😀

 


問題は(オメガ3,6,9の)分類ではないんです。どうやって油を作ったか、ということになります。1つは圧作法で、例えば菜種を石臼でゴリゴリゴリと引いて作るんです。工業的に作る時も、直径2メートルぐらいの球状の石臼で作るんですね。

そうすると、最後にペースト状の黒い油の挽いたものが出来るので、これを絞る訳です。ポタン、ポタンと液体がゆっくり出てきて、油を濾して精製処理したものが植物性の油になるんです。このように作られると良質な油ですが光とか熱に非常に弱い。

なので、本物のエクストラバージンオリーブオイルを買うと、必ず黒い色で陶器や瀬戸物で出来た遮光瓶です。それを皿に垂らしてベランダなどに置くと、30分ぐらいすると黒くなってきます。それぐらい酸化しやすいんです。これが圧搾法というものです。


もう1つは工業的に作る方法で蒸留法と言います。これは産業革命で必要になった機械油の製造法です。紡績工場で絹や織物などを女工さんが大量に作るとなると、圧搾法だと機械油が間に合わなくなったんですね。

そこで考えられたのが蒸留法で、菜種やひまわりの種を石油性の油であるヘキサンに入れるんです。ヘキサンはガソリンの主成分だと思ってください。それで火を炊いてグツグツグツと煮る。火をかけるので油が酸化してしまう為、水素を入れながら煮る訳です。

そうすると、ヘキサンの中に溶けて植物性の油が出てくる。それを蒸留してヘキサンは回収します。あとは圧搾法と同じように絞って作るというやり方をします。天然の油はシス型といい、油の二重結合が、炭素が同じ側に水素があるんですが、蒸留法で作られた油はトランス脂肪酸ができるようになる。

※天然の不飽和脂肪酸(植物油)は二重結合が基本シス型となります。シス型は炭素の二重結合を中心に左右同じ位置に水素が存在します。一方、加熱などをして人工的な反応を起こすことで生成されるシス・トランス異性体は、二重結合の左右に異なる位置で存在するのが特徴です。これがトランス脂肪酸です😀


ヘキサン溶剤で作られた油(シス・トランス異性体)が体に入ると色々と悪さをするんです。体内残留が長くなるんですね。体の中に長く残ると、油が溶けるところに入り込みます。

1番最初はリンパ系です。血管は水分が流れているところ。リンパ系は油が流れているところです。そして、リンパ系に入っても最終的には静脈に戻ってくるんですが、それは中性脂肪、或いはコレステロールという形になるんですが血管の内壁に溜まる訳です。これが動脈硬化する。

それから神経は外側に神経鞘があり、これが油なんですね。血管と神経は真裏の構造で、血管は中が油で神経は外が油です。人間の細胞は油が絶縁体の役割をしている。ここにシス・トランスが沈着するんです。

血管の中、リンパ管、神経、3つ入るところがある。シス・トランスは偶然リンパ管に行くのか、神経に行くのか、血管に行くのかと言えば、そうではない。ここから東洋医学の話になる訳です。

体温が高い人の方が血管の中に入っていくし、体温が低い人の方がリンパ感に入っていく訳ですけど、体温が中~やや低いぐらいの人が神経に入りやすくなる訳です。そして油が酸化してアルデヒド※強い毒性です)になり神経を壊していく。そして神経疾患が起こり始めます。この過程が脳に起きてアルツハイマー認知症になる。

 


このように植物性の油を大量に摂取することは今までなかった訳です。特に日本人は煮炊き調理をするぐらいで、ご飯を炊き、味噌汁、煮魚、焼き魚、ぬか漬け、煮物というものが主食であり、揚げ物とか野菜炒めなどという料理はない訳ですよ。それから生野菜に油をかける習慣もない。

日本料理に油で揚げる料理や炒める料理はないです。近年は創作料理でありますが、江戸時代より以前で野菜炒めや天ぷらはない。そこに植物性の油が入ってきた。蒸留法で作られた植物油でシス脂肪酸でも、加熱するとシス・トランス化するんです。

だから、野菜炒めや天ぷらにすると加熱によりトランス脂肪酸の含油料が多くなり、さらに酸化してしまうのでアルデヒドが増えてくる訳ですね。


日頃から植物油をたくさん取ってる人、揚げたり炒めた料理を食べている人、スナック菓子やチョコレート菓子を食べている人、体温が低めの人、これらの人の中でもう1つ因子があるんですね。それが糖化です。終末糖化産物(AGEs)と言うんですけども、分かりやすいのがヘモグロビンA1cですね。

糖化とは、細胞や組織に糖分がペタっとくっつくんですね。そうすると組織や細胞が老化するんです。赤血球は核のない酸素を運搬するのに特化した細胞です。赤血球も白血球も1つの細胞ですが、これに糖化したヘモグロビンA1cが付くと代謝が遅くなる。

普通だと、ある程度の経年と共に貪食細胞、白血球系の細胞に食べられたり、アポトーシスにより新陳代謝する訳ですけど、この糖が付いていると長く残存してしまうんです。すると必要以上に赤血球を作らなくなる。

人間で例えると、200歳くらいの人々がいつまでも生きている状態です。古い赤血球がいつまでもいる訳ですよ。無尽蔵に赤血球を作ってしまうと赤血球増多症になるので、新しい赤血球を作らなくなる。そうすると酸素の運搬能力の低い赤血球が増える。すると末梢の隅々まで酸素が行き渡らなくなる。

これが糖尿病の末期症状、指や足を切断するという状態です。これは赤血球だけに起こる症状ではないです。他の細胞や他の臓器にも同じように起こります。そうすると、細胞や組織全体が老化する訳です。これが脳に起こった場合どうでしょう、ということです。

 


甘いものが好きで、洋菓子が好きで、いつも甘いものを食べてるような人。それから、ぶどう糖果糖液糖です。原料に、主に遺伝子組み換えトウモロコシを使っていますが、これが非常に糖化しやすいんです。

ぶどう糖果糖液糖は、清涼飲料水にほぼ全部入っています。それからアイスクリーム。ぶどう糖果糖液糖は低温でも甘く感じる。そして安いんですね。砂糖よりもコストが安い。しかも人工的に作っている甘味料です。砂糖は農産物で砂糖の先物市場があるぐらいですが、ぶどう糖果糖液糖は工業的に作っているので常に安く買える。

糖化しやすい人工甘味料、そしてパーム油のような体に悪い油が入っている食品となると、やはり安いお菓子やアイスクリームです。こういうものを食べていて、やや低体温の人ほどこれらが神経鞘に入ってくる。そして神経が壊れてしまい我々は死んでしまいます。

体がどう対処するかというと、タンパク質を沈着させてそれ以上の炎症を止めるということをします。これがアミロイドーシスと言うんですけども、同じことが脳に起きている状態が実はアルツハイマー認知症なんですね。

 


ですから食事です。甘いもの、人工的な油を使っているもの、それから安い植物油を使っているもの、スーパーの惣菜売場に置いてあるような炒め物や揚げ物を多く食べている人は危険な訳です。こういうものを食べていたら、若くしてアルツハイマー認知症になります。

よく若年型アルツハイマーと言って40代前半で罹患したという人がいますけど、若年型アルツハイマーは多くが女性です。男性でもお菓子ばかり食べてる人がいますけど、女性の方が圧倒的に多いです。ですから、こういう物を食べている人がアルツハイマーになりやすいということを知っているだけでも予防ができる訳です。

アルツハイマー治療薬はアミロイドβタンパクを付かないようにする合成阻害薬ばかりです。違うんです、アミロイドβが悪いのではなく、アミロイドβができるような食生活をしていることが悪いんです。

 

・・・ということで、非常に分かりやすい解説でしたね。なお、アミロイドβアルツハイマー認知症の原因になるという説は現在では否定されています。Aβ論文の根拠となる論文に捏造が発覚した為です。その辺は吉野氏は医師として情報更新が遅いです。Aβ仮説論文の捏造については、記事下段で紹介しております。

さて、信者が多い吉野医師ですが過信は禁物です。何故なら・・・。

 


また、吉野医師はウイルス存在説を前提にしており、ワクチン接種を推奨してきた事実がある人物なので、そういう部分では全く賛同できないどころか要注意人物と言えます。

ただ、健康について良い情報も多く発信しているので、決して吉野氏の話を鵜呑みにせず、批判的な視点を併せ持ちながら動画をチェックしてみることをお勧めします。過信は駄目ですぞ。怪しい部分が多々ある人物ですから。

あと、内海聡とつるんでいるのもどーにもアレです。ウイルスの存在証明(分離証明)を求める人たちに対し「陰謀論者の糞ども」と酷い言葉を投げつける内海聡は、医学部教育の洗脳から脱却できない医療カルト信者か、分かった上で誘導ピエロを演じているかどちらかでしょう。それならコロナでもインフルでも何でもいいからウイルスの分離証明を出してみろっての😑

 

 

続いてアキラ兄さんの動画文字起こしです。アキラ兄さんは医療利権とは一切無縁の元プロレスラー・格闘家なので、そういう面では安心して見ることが出来ると思います。

前田日明氏といえば、第1次~第2次UWFを立ち上げた中心人物として、また、レスリングでオリンピック3大会連続金メダルを獲得した「霊長類最強の男」アレクサンドル・カレリンとリングスマットで試合をしたことでも有名でしょう。

また、2010年に民主党から参院選に出馬予定だったものの、外国人参政権を巡り党と意見が衝突(アキラ兄さんは外国人参政権反対)。出馬辞退という形になり、対立する小沢一郎から「前田何某」と言われたことが報じられたことでも有名ではないでしょうか。

現在、自身のYoutubeチャンネルで格闘技や政治・世界情勢などについて発信しており、参考になる情報が多くてプロレス・格闘技ファン以外にもお勧めです。問題は活舌だけ・・・この辺は藤波辰爾長州力天龍源一郎と同じやな😅

では、添加物や植物油脂とアルツハイマー認知症の関係について発信したアキラ兄さんの動画から、重要箇所を文字起こししてみましょう、ゼァッ!

 

 


自分も今年65歳。一番気になるのが頭がボケないか、ということですね。2年前、心臓にステントを入れましたので、特に油物に気を付けるようになったんですね。

このごろ集中力が持たなかったり、物忘れと言いますか、何かを喋ったり何かをする時、頭の中でイメージをして、イメージの中で何を喋るか紡いでいくという思考能力が衰えてきたと感じていたので、食べるものに気を付けようかなと。

調べてみたら日本は世界一の食品添加物大国で、約1500種類が認められていて、米国では500種類(実際は133種説あり)、英国は300種類(実際は21種説あり)、とんでもないものをこしらえているんですね。

特に、アルツハイマー認知症などに特化して考えるならば、脳に最も影響があるものは何かというと油ですね。どういう油を摂るかが大事で、それを3年ほど前から気を付けてやっているうちに、一時期は思考能力の衰えが本当に酷かったんですが、段々と頭が冴えてきて集中力が良くなってきたと凄く感じます。

油=トランス脂肪酸、マーガリンですよね。よく、サラダ油やマーガリンは植物性だから大丈夫だろうと言いますが、トランス脂肪酸が入っているから駄目なんです。植物性が全て駄目かというと、ヒマワリ油、ごま油、ココナッツオイル、オリーブオイルはいいんですよね。

で、食べ物(加工食品)を買う時に、原材料名にショートニング、植物油脂という表示があるとトランス脂肪酸です。油関係を気を付けるだけで頭が凄くスッキリしますね。


昔、有吉佐和子さんが「恍惚の人」という、アルツハイマー認知症に関する小説を書いたんですね。当時、小説を読んで映画も見て正直に思ったことは、こんなキチガイみたいな老人いる訳ないだろうと思ったんですね。周りの人たちも同じ感想でしたね。

それが、アルツハイマー認知症がどんどん増えてきた。一度、国会議員の秘書を通して厚生省(当時)の役人にお伺いを立てて質問したのですが、アルツハイマーの発症数は世界で見ると人口比で日本が一番多い。若年性認知症は、ほぼ日本にしかないんですよね。

恍惚の人」が書かれた時代(1972年頃)に40代50代だった人たち、それまで全く食品添加物を口にしていなかった人たちが、あの頃に大量に、特に油脂系の添加物を食べ始めて影響を受けてアルツハイマー認知症になったのかな、と。それまでいなかったんですよね。

今の時代の人たちは、この話に加えてワクチンもあったりして、心臓の血管がやられて心筋梗塞脳梗塞で亡くなるというのがありますので、特に油については気を付けて欲しいですね。

食品パッケージの原材料欄を見て、カップ麺でも何でも、ショートニング、植物油脂という表記があったら食べたら駄目ですね。まず何を気を付けるかといったら、油を気を付けることが一番だと思います。


おおおお、ワシが言いたいことをアキラ兄さんが全部言ってくれているやん、さすが格闘王しゅごい😱

これは、アキラ兄さんの想像でも誇張でも何でもなく事実でございます。日本はかつて添加物認可数が500弱程度でした。1970年前後からじわじわと増え続け、安倍政権時に認可数が一気に飛躍しています。同時期、ラウンドアップネオニコチノイドといった他国で禁止されている農薬の規制も大幅緩和されました。

危険な植物油脂も、日本では1970年頃から使用量が急増しています。外食チェーンの普及に加え、外国からの輸入圧力が強まった為です。1970年代生まれの人たちは「オイルネイティブ世代」と呼ばれます。この世代は幼少期から毒性の高い植物油脂を口にしている為です。

その結果、40代50代はアレルギー疾患が最も多いというデータが出ています。若年性認知症は40代50代の発症が最も多いみたいですが、この辺りもオイルネイティブ世代と重なるものがありますねえ。

で、子供のアレルギーや自己免疫疾患が急増した為、国は責任の所在を環境の悪化や植物の花粉と誤魔化した訳です。工場や車の排出ガスが環境汚染に繋がり、それらと花粉がくっついて飛来し、子供たちのアレルギーや自己免疫疾患に繋がっていると。しかし、この説は全く根拠が示されておらず、1990年代から今に至るまで「まともな」科学者たちによって完全否定されています。

当然です。体への影響が最も顕著に現れる原因は食なのですから。そして、油は私たち生物の細胞膜や脳を構成する重要な物質の1つです。オメガ3がアレルギー予防や認知症予防に繋がる理由は、オメガ3に抗炎症作用がある為です。逆に一般的な植物油脂はオメガ6で炎症作用があります。だからアレルギー、認知症、病気に繋がるのです。

それと、バターやラードなど動物油脂を危険視する傾向がありますが、多少なりとも動物性脂肪も必須です。コレステロールは悪ではなく体の機能を維持する上で必要なのです。現代人は油を食べ過ぎているから体を悪くしているだけなのです。これは悪い、あれは良いではなく、まんべんなく摂取することが大切です。

一部の植物性油(ココナッツ、ごま油、亜麻仁油など)を除き、一般的なキャノーラやサラダ油といった植物油は一切摂らなくてええよ😗

 

 


アラキドン酸は畜肉に含まれるほか、サラダ油などオメガ6に分類される植物油脂に大量に含まれます。日清オイリオの製品には「ヘルシーなキャノーラ油に含まれるリノール酸」と謳い文句がありますが、リノール酸代謝時にアラキドン酸に変換されます。要するに、サラダ油、キャノーラ油など植物油全般は炎症物質を大量に含むのです。

揚げ物が危険であると言われる理由はこの為です。特にスーパーや外食店の揚げ物には、工業用パーム油が食品調理油として使用されているケースが大半です。日本国内の植物油脂消費量でパーム油は三分の一を占めています。つまり、外食などは殆どがパーム油なのです。

で、揚げ物をする場合、お勧めしたい油はこめ油です。無理に圧搾抽出法の高価なこめ油でなくても、ヘキサン溶剤による抽出法のこめ油のほうがサラダ油よりも何倍もリスクが少ないと私は考えます。また、私は炒める・揚げる際は純粋ラードを使用しています。ラードは高温でも酸化しない為、高温調理に安心して使えます。

とにかく、一般的なサラダ油やキャノーラ油は大変に危険です。私が一般的なカレールーやシチュールーを一切使用しない理由も、ルーは植物油脂の塊である為です。植物油脂は炎症物質の塊です。アレルギー、アトピー、あらゆる病気を招く最悪の食品の1つと認識しておきましょう。いちばんいいのは煮る、蒸す。

 

 

個人的に、あらゆる病は慢性炎症が招くと考えております。その主な原因は食と電磁波です。食の中でも、最も大きな原因は現代食の殆どに含まれる植物油脂です。サラダ油、キャノーラ油、パーム油などがそれです。

植物油脂は未開封の時点で既に酸化しています。また、熱に弱く、酸化だけではなく加熱によりリノール酸が強烈な毒性物質ヒドロキシノネナールを生成します。ヒドロキシノネナールは強い慢性炎症を引き起こします。これがほぼ全ての病気の原因と言ってもよいでしょう。

細胞や脳は、脂質60%、タンパク40%ほどで構成されています。体中の細胞が植物油脂で構成されたら病気だらけになるのは当然です。

脳も同様です。精神疾患患者やアルツハイマー認知症患者の脳を調べたデータでは、全ての患者に強い炎症が発生していたことが判明しています。全ては炎症が原因と考えるべきなのです。アミロイドβではありません。認知症薬の投薬は無意味でしょう。

アルツハイマー認知症が発症するプロセス自体はほぼ解明されています。脳神経細胞の減少と海馬の萎縮です。脳神経細胞は一度死滅すると再生できませんが、海馬を構成する海馬錐体細胞だけは年齢に関係なく再生し続けることが判明しています。

しかし、海馬錐体細胞は酸化ストレスに極めて弱いのです。よって、サラダ油など炎症を招く植物油脂ばかりを摂取していたら、海馬は酸化ストレスから早いペースで委縮していくのです。近年、若年性認知症が増加する理由は、多くの人が加工食品や揚げ物を頻繁に食べている為なのです。


高齢者でも、怪しい薬に頼ることなく認知症を予防したり改善することは十分に可能です。正しい食事と生活習慣。そしてストレスフリーな暮らしを送ること。

理想は和食を中心に食べて、散歩など程よい運動をして、しっかり睡眠をとる。趣味などを満喫し、人と触れ合い会話をして刺激を受ける。これに尽きます。そうすれば、海馬はどんどん再生していくのです。

私がクリルオイルサプリを多めに摂取している理由は、全身の体細胞や脳細胞を抗炎症作用があるオメガ3で構成させる目的があります。過去にも記事にしましたが、認知症患者にオメガ3サプリを投与した研究で改善報告が出ています。

 

 

2023年。エーザイアルツハイマー認知症新薬が承認されて話題となりました。認知症の主原因とされるアミロイドβタンパク仮説に基づき開発された薬で、認知症患者や予備軍とされる人たちにとって希望の光となると報道でも大々的に取り上げられました。

しかし、このAβ仮説を根底から覆す出来事が前年の2022年夏に起こり、神経科学界や医学界を大きく揺るがしていたのであった。

 


https://www.science.org/content/article/potential-fabrication-research-images-threatens-key-theory-alzheimers-disease

烙印を押された?
神経科学の画像解析者が、アルツハイマー認知症に関する複数の論文に捏造の痕跡を発見し、この病理の有力な理論を脅かしている

 

要約すると・・・。


アルツハイマー認知症の主原因は、脳内組織のプラークに蓄積するアミロイドβタンパクである」という研究が2006年にネイチャーで発表され、以降、同論文はアルツハイマー認知症の研究における「要」として多くの研究で引用されてきた。

だが、論文中の複数の画像が改竄されていることが2022年、検証により認められた。これにより、16年に渡りアルツハイマー認知症の研究を間違った方向へ導いてきた可能性がある。


・・・という感じでございます。

認知症の原因の1つはAβというゴミタンパクの蓄積であるとする説を、私も2021年~2022年に幾度かブログで紹介してきた記憶があります。

どういった部分で改竄があったかというと、検体マウスのAβプラーク増加を示すバンドがコピペされていた訳です。アルツハイマー認知症は進行性とされています。マウスの加齢と共にAβプラークが増加するなら研究の信憑性は高かったでしょう。しかし、コピペ改竄していたとなると・・・お察し。

論文著者たちは神経科学界の栄誉ある賞まで受賞しており、他のAβ論文にも2300回以上にわたり引用されていたほど影響力が高まっていた、とのこと。2022年7月に画像改竄が発見され、Aβ仮説は事実上崩壊したと言えるでしょう。

アルツハイマー認知症と呼ばれる病気の原因とされてきたアミロイドβプラークや、神経原線維変化(神経細胞の病理変性)は、加齢と共に誰でも起こり進行するものです。これらがある程度の認知機能低下の原因となっても、アルツハイマー認知症の発症を示す確たる根拠は提示されていないのが実情です。

で、昨年承認されたエーザイの新薬「レカネマブ」ですが、新薬にすぐに飛びつくことほど危険なことはございません。

レカネマブもアミロイドβ除去がメインの新薬であることから、効果は無いと私は考えます。そもそも、アルツハイマー認知症の確たる原因が判明していないにも関わらず、仮説だけを基に薬を作り出すことは、0か100を追求する科学として正しいことでしょうか?

しかも、改竄が判明したAβ仮説を基に作り出した新薬な訳でしょう。そのようなものを投薬するのは・・・。

 

以上です。