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降圧剤のちょっとキケンな話【高血圧】


ということで、今日はヒップアタックによるケツ圧ではなく、血圧と降圧剤の話を少しさせて下さい。医学・医療関係の書籍や、今では医療系Youtube動画でも多く取り上げられていることなので、恐らく多くの方がご存じの内容かと存じ上げます😌

※あくまで素人の個人的見解です。この記事を通して、現代医学の常識一点だけにとらわれない多角的視点による思考の重要性を認識して頂けたら幸いです。

 

 

 

降圧剤は製薬会社にとって美味しい


今回はシンプルに書きます。高齢の方は命に係わる問題です。頭に入れておいてください。


■日本の高血圧人口は推定4300万人
■成人の3人に1人が高血圧
■降圧剤市場9000億円規模
■血圧基準を10下げると数百億規模の増益


これが日本の現状です。今は血圧の基準値が135/90だそうです。20年ほど前までは年齢プラス100~110でした。70歳の方であれば、収縮期血圧(上)が180前後で基準値内です。210や220以上になると「治療しましょう」と昔は言われていたそうです。

基準値が年々下がり始めた背景は、製薬会社による降圧剤の売り出しが始まったことが挙げられます。最近では週刊誌が降圧剤市場の闇を取り上げています。また、多くの医師も動画等で同様の解説をしています。

日本の成人の3人に1人が高血圧と聞いて異常だと感じませんか?日本人だけ近年、急激に血圧が上昇したのでしょうか?環境や食生活が急激に変化したのですか?矛盾していませんか?

 

 

 

血圧が高くなる理由

■血管が硬くなる
■血液がドロドロ
■血管狭窄

つまり、高血圧とは根本的に血流が滞り悪くなっている為、全身に血液を送ろうと圧力を高める結果の生理作用である。では、血液を送ろうと心臓が必死にポンプ圧を高める理由は?

 

■血管の硬化(動脈硬化
高齢者に最も多いケースです。高齢になると誰でも血管が硬くなります。水を送るホースを思い浮かべて下さい。購入時はしなやかでよく曲がり、伸縮性がありますよね。しかし、長年使用していると経年劣化で硬くなり曲がりにくくなります。それと同じ現象です。

血管は足先から頭頂部まで全身に張り巡らされています。高齢になり伸縮性が衰えてくると、血液の巡りが悪くなります。その為、年齢と共に血圧が上がるのは当然で自然な生理現象です。だから年齢プラス110で基準値なのです。

この場合、余程の高血圧でもない限り降圧剤などを投与してはなりません。繰り返しますが自然現象です。降圧剤の安易な服用は、心臓圧を弱めて血流の悪化を招き、却って心血管系の病気を招きます。理由は後述します。

 

■血液ドロドロ
これが危険なケースで、主に中年世代に多いパターンです。原因は脂質(揚げ物)・糖質・炭水化物が多い食生活、ストレス過多、睡眠不足など生活習慣病が原因です。血管自体は問題が無くても、血液がドロドロになり血流が悪化することで血圧が上昇してしまいます。

この改善法は単純明快です。食事を和食やオメガ3脂肪酸など良質なものに変えて、運動をして、睡眠を適度に取り、ストレスをなるべく溜めないようにする。こちらも余程の高血圧や脂質異常症でもない限り、安易に降圧剤やスタチン系薬剤に頼らないほうが良いでしょう。

 

■血管狭窄
ストレス過多、睡眠不足が主な原因です。強いストレス負荷がかかると緊張状態(戦闘・逃避モード)となり、血管が収縮・血流が悪くなり血圧が上昇します。

慢性的な睡眠不足(不眠症睡眠障害)も血管狭窄を招きます。自律神経の乱れが原因です。睡眠不足はストレスホルモン分泌に繋がる為、やはり血圧上昇に繋がります。こちらも降圧剤ではなく、根本原因を取り除くべきです。

 

それから喫煙も原因となります。血管収縮や各臓器の血流調節をする働きを持つACE2レセプターは、レニンからACE1が分泌されて変換酵素によりACE2と変換されます。ACE2は副腎皮質からアルドステロンを分泌させます。

この一連の流れをレニン-アンジオテンシン‐アルドステロン系と呼びます。ニコチンはACE2の変換を阻害します。喫煙で血流が悪くなり血圧が上がる原因はこの為です。喫煙と肺癌には因果関係は証明されていません。血流障害が大きな問題なのです。

もう分かって頂けたかと思います。余程の高血圧で緊急に対処が必要な場合のみ降圧剤に頼る必要があります。西洋医学とは対症療法です。処方される薬剤は緊急時に効果を発揮します。日常的に頼ることは却って悪化を招く結果に繋がります。

 

 

降圧剤で血圧を下げて起こること

血圧が上がるのは理由がある。では、心臓が頑張って血圧を上げようとしているところに、降圧剤で血管を強制的に拡張させ、血圧を無理やり下げるとどのような問題が起こるでしょうか。それは以下のような症状が挙げられます。

 

■酸素不足による癌細胞増加
脳梗塞発症
認知症発症

 

■癌細胞増加
まず、癌細胞の増加が挙げられます。癌細胞は誰でも毎日作られているRNAのエラー細胞です。健康であれば免疫が抑え込むので問題ありません。癌細胞は低酸素の環境を好みます。血液は栄養だけではなく酸素を血管を通して全身に運んでいます。

血圧を無理やり下げてしまうと、血液循環が鈍くなることで心臓から離れている場所に酸素が行き渡らなくなります。酸素レベルが低い体は癌細胞にとって住みよい環境です。その為、癌細胞が増殖しやすくなります。

また、酸素不足はミトコンドリアの活動低下と活性酸素の増加にも繋がります。体が酸性に傾き酸化することで癌細胞の増加に繋がります。負の連鎖です。

 

脳梗塞発症
健常者でも定期的に血管に小さな血栓が出来ます。血流が正常であれば、血栓ごと押し流してくれます。

降圧剤で血圧を下げてしまうと血流が悪くなり、血栓がその場に留まり塊が大きくなります。これが剥がれて肺に届けば肺梗塞、心臓に届けば心筋梗塞、脳に届けば脳梗塞です。

私も血栓が出来て剥がれました。太ももで止まり助かりましたが、肺や心臓に届けば死んでいたと医師に言われました。

 

認知症発症
これも上記のものと理由は似ています。血流の悪化は、脳機能低下と認知症にも繋がります。血流低下による低酸素は意識障害をもたらします。これにより認知機能の低下を招きます。

脳は全て毛細血管です。細いので血流が非常に重要になります。また、心臓から最も高く遠い位置にあるのが脳(と毛髪)です。高齢になると、血液を上に押し上げる為に心臓が圧を高めます。これで脳機能を健康に維持することが出来ます。

これを降圧剤で140以下にしてしまうと、脳への血液の巡りが非常に悪くなります。認知機能の低下、さらには認知症へと繋がります。この問題も、近年、認知症専門医たちが頻繁に指摘しています。

 

 

 

高齢者に脳梗塞が増えている理由の1つ=降圧剤

今は基準が一律135/90でしょう。高齢者は上述の通り170や180くらいあることが当たり前です。高齢者で140以下や135など低すぎます。これは低血圧です。

「人はそれぞれ違う。血圧の基準値が今は140ですか?年齢、性別、身長体重で血圧の基準は変わりますよ。年齢+110でいいんです。なにを基準に一律140など馬鹿なことを言ってんだ」(養老孟司

 

高齢者は老化で血管の伸縮性が失われている

血流が悪くなる

血圧が上がる

血流が戻る

 

これが当たり前の流れです。降圧剤で血圧を下げてしまうと血流が悪くなり心臓の活動が弱まる訳ですから、年齢に関係なく元気が無くなります。私もそうです、常に無気力でしんどかったです。

血圧が高いとされる高齢の方を見て下さい。皆、元気で活動的です。低血圧の人はどうでしょうか。元気が無いでしょう。心臓の活動を弱めたら当然です。高齢者への降圧剤の安易な使用は非常に危険と言われる理由はこの為です。

これは近年、多くの医療専門家が指摘していることです。テレビは製薬会社がスポンサーになっている為、全く報じません。

 

 

 

血圧=心臓が弱い

・・・繰り返しますが、高齢者の高血圧は基本的に自然な生理現象です。心臓が健康で元気だから、老朽化した血管で血流を正常に保つ為に圧力を高めているだけです。元気であれば血圧など気にしないことが一番。と、今では多くの専門家が指摘しています。

 

 


これは、私が血栓症になった時に服用していた薬で、昔のブログにアップした画像です。最初は右の血栓薬リクシアナ、途中から主に脳梗塞患者に処方されるイグザレルトに変わりました。

深部静脈血栓症になった当時の私の血圧は、診察前の測定で大体が毎回、収縮期100、拡張期50~55でした。下が低すぎるでしょう。そして私は遺伝により生まれつき心臓が弱いです。

血栓になった原因について問うと、担当医は「うーん・・・何だろうなあ」とまともに回答してくれませんでしたが、今、考えてみると、血圧が低すぎて血流が悪くなり、血栓が出来たと考えられるでしょう。

血栓になる前、低血圧が常態化していた時の私はひきこもりでした。元気が全く無く、何か行動を取る気力が全く起きなかったのです。引きこもりや活発さ、溌剌さが無い人は血圧をしばらく測り続けてみては如何でしょうか。低ければ、恐らくそれが原因の1つです。

 

 


という訳で如何でしたでしょうか。元気な高齢者の高血圧は基本放置。青年~中年の高血圧は大半が生活習慣病ですから、食事改善や運動などに気を配ってみる。薬などに安易に頼らず、まず、これを心掛けてみましょう。

西洋医学=現代医療と薬による対症療法で病が根本から治ることはありません。病気の症状「だけ」を見るのではなく、どこが原因で発生しているか、原因を全て探り、1つずつ根本から取り除かないと繰り返しになるだけです。


そして長期の投薬は体を壊します。例えばプロトンポンプ阻害薬が良い例です。胃薬を飲み続けて完治した人がいますか?服用後に楽になっても、逆に飲まないと胃が痛くなるばかりです。それは長期投薬が原因で症状が悪化している為です。

病気に対処していく為には、伝統医療と西洋医学を上手く使い分けていくことが大切だと思います。

具合が少し悪いと感じたなら、数値に関係なく病院にかかることも大切だと思います。数値よりも感覚です。そこで初めて投薬を考慮してみても良いのではないでしょうか。

以上です😊