レトロゲームを飾って眺めているだけの男のブログ

は~りぃふぉっくす 雪の魔王編 説明書スキャン画像【レトロゲーム】


久々のレトロゲーム説明書スキャン企画は、マイクロキャビンの初期代表作である「はーりぃふぉっくす 雪の魔王編」PC-6001版を紹介します😙

 

 


昔、ロムスの森というところに、大変仲のいい親子ギツネがいました。ある時、子ギツネが、ロムス病というとても恐ろしい病気にかかってしまいました。我が子の命を救う為、母ギツネは自分の身にふりかかるであろう危険も顧みず、果てしない旅へと出発したのです。

 


そして無事に子ギツネの命を救って目出度し目出度し、という内容の前作「はーりぃふぉっくす」が1984年末に各PC機種で発売されました。私は最後発のMSX版「スペシャル」をプレイしております。クリアまで遊んだはずですが、内容に関して記憶から殆ど抹消されている模様。

そして1986年夏。続編「雪の魔王編」が登場しました。当時、映画「南極物語」のヒット、そしてムツゴロウ王国の人気者チャトランとパグ犬プー助の冒険を描いた「子猫物語」が話題を呼ぶなど、動物を主役にした映画がブームでした。もしかしたら、「はーりぃふぉっくす」シリーズも、それらの影響を少なからず受けていたかもしれませんね。

ちなみに、私は「南極物語」「子猫物語」両方を映画館で観ております。南極~は、母によると静かな映画館で私はひとり大泣きしていたそうです。しかし、内容に関して記憶から完全に抹消されております。子猫~も記憶から以下略😌💦

で、本作「雪の魔王編」を私はプレイしたことがありません。確か、MSXに関しては2作品がほぼ同時期か、「雪の魔王編」が先に発売されたような記憶があります。時代は「スーパーマリオ」「ドラクエ」がトレンドとなっており、私もファミコンに流れてしまった訳です。そしてMSXは私にとってコナミ専用機になりつつあったのでございます。

その為、本作のレビュー等について私はできません。プロジェクトEGGにて、「はーりぃふぉっくす」「雪の魔王編」のPC-6001版、MSX版、PC-8801版が配信されているそうですが、今さら遊ぶ気にもならないので、私にとっての「雪の魔王編」は、素敵なパッケージを眺めるだけの作品で終わりそうです。

 

では、ここから当時のPC雑誌に掲載された広告や紹介記事を紹介しましょう。はてなの仕様上、最大1200pxl表示となります。PCから御覧の方は画像をクリックで拡大されます。スマホから御覧の方はピンチアウト操作で拡大可能です。

 

 


お待たせしました。ほのぼのアドベンチャー「はーりぃふぉっくす」だと・・・?人間に猟銃で撃ち殺されたり、犬に嚙み殺されたり、熊に食い殺されたりするほのぼのADV??😑

 


前作「はーりぃふぉっくす」で子ギツネを病院に連れて行った少女マリを、今度は子ギツネが救い出す為に冒険に出る、みたいな物語のようです。頻繁に雑誌広告を打っていたことから、本作にかけるマイクロキャビンの熱意が感じられます。ちなみにコマンド入力式ADVです。

 


はーりぃふぉっくすトレーナー フリーサイズ3800円!これは何気に欲しい😲

 


トレーナーは色が白に変わってM・Lサイズとも3500円・・・上の3800円トレーナーは何色だったのだろう。まさかマリと同じピンク?😦

 


時代は512KB!今だと画像1枚にも満たない容量で、この時代はゲーム1作品を作っていた訳ですねえ。ファミコンドラクエ1も512KBでした。限られた容量だからこそ、この時代のゲームには制作者たちの技術やアイデアがたっぷり詰め込まれていました。

以下は当時のPC雑誌の紹介記事です。

 

 


PC-6001版の紹介記事。MSX版はグラフィックの面でどうしても劣るみたいです。セーブはテープに書き込んで行うタイプ。私も昔、データレコーダーを使ってMSXハイドライド3を遊んでいましたが、テープは読み込みが遅すぎて途中で投げました。ドラクエ2復活の呪文が楽に感じたほどです。

 



「雪の魔王編」も猟銃を持った人間に襲われる場面があるのですか。動物が殺されるゲームは当時から駄目なんよなあ😰

 


こちらはPC-8801版。PC-60版やMSX版と違い、さすが88はグラフィックが綺麗になっています。CG描写速度も速いらしく、遊びやすくなっているみたいです。

 

 


こちらは、マイコンBASICマガジンのチャレンジAVGシリーズより。当時のマイコンユーザーなら誰でも知っているであろう山下章氏の記事です。画像はMSX版を使用とのこと。

 

プロローグ
長い長い冬がロムスの森を襲った。寒さにうち震え、次々と倒れていく動物たち。そして、その中にあの母ギツネもいた。母ギツネに死なれた子ギツネは、やり場のない悲しみをひとりの少女に託そうとした。その少女の名はマリ。1年前、母を追って雪の中に倒れた子ギツネを祖父ジークの病院へ運び、やさしく看護してくれた少女だ。

ところが、子ギツネがシタンの町に着いてみると、マリはそこにはいなかった。雪の魔王へのいけにえとして、連れ去られてしまったというのだ。子ギツネは今、マリを救い出す為に、降り積もった雪の中を走りだした。

 








当時の雑誌記事類は以上でございます。ちなみに町名や地名が北海道由来であることがお分かりかと思います。舞台は北海道と考えてよいのでしょうか。北海道アイヌの血を引く関西人として気になりますなあ🤔

 

 

では、お待たせしました。スキャン画像でございます。淡々と貼っていきます。

 

パッケージ


 

 

封入物:ハガキ

 

 

封入物:グッズ案内

 

 

封入物:ノート




ノートは開くとこんな感じ。子供にとって、なかなか実用的なデザインです。さすがに折ってスキャンは堪忍してけろ🙏

 

 

ソフト(テープ)

 

 

説明書




 

以上でございます。なお、各機種合計5000本に封入されたノートは、今や滅多にお目にかかれない珍品となっているみたいです。駿河屋の付属物備考欄に「ノート」が記載されていないことから、ノートは付属物にカウントされていないのかもしれません。

という訳で、如何でしたでしょうか。プレイ済みなら、もっと詳しく色々と書くことが出来たのでしょうが、如何せん未プレイで語る資格がありません。プレイ済みであるはずの1作目についても記憶から消えている有り様です。

今、レトロゲームを新たに始める気力も時間的余裕もなく、手元にありながらゲーム内容に触れることは一生ないままだと思いますが、当記事を目にした方が本作に関心を抱き、EGGでプレイすることに繋がるならば嬉しい限りでございます。

 

akiba-pc.watch.impress.co.jp