レトロゲームを飾って眺めているだけの男のブログ

Jeff Beck with Stanley Clarke - 倉敷ジャム'78


ジェフ・ベックスタンリー・クラーク - 倉敷ジャム'78

DISC 1
1. Darkness / Earth In Search Of A Sun
2. Star Cycle
3. Freeway Jam
4. Hot Rock
5. Goodbye Pork Pie Hat
6. Bass Solo
      - School Days
7. Too Much To Lose

DISC 2
1. Lopsy Lu
2. Scatterbrain
    - Drums Solo
3. Diamond Dust
4. Rock’n Roll Jelly
5. Cause We’ve Ended As Lovers
6. Blue Wind
Live At Kurasiki Civic Hall, Okayama, Japan November 23rd 1978


レーベル不明、プレス盤2CD。1978年11月23日、岡山県倉敷市民会館公演をオーディエンス録音で収録。90年代半ばに出回った古典ブート。

2016年、同日公演の別ソースFlacファイルがDimezoneから登場し、それを基にして西新宿ダイカン9F某店のギフトCDRや、BREAKDOWNレーベルからブートが登場している。Youtubeなどにアップされている音源も、全て2016年のソースである。

新ソースが登場するまで、倉敷公演を始め78年の来日公演は長きに渡り本ブートでしか聴くことが出来なかった。ベックファンにとって馴染みある古典ブートだろう。音質は後発に劣るが、別の席で録音された音を聴き比べるのもオツなものである。

また、後発盤は粗悪なCDRだ。本ブートは古き良き時代の手作り感あふれる、良い意味でチープなジャケットデザインとプレス盤という点で、コレクション性において後発盤を上回る。そしてネット上を探しても本ブートの音源はアップされていない。よし、ワイがここでこっそりとアップしたろ🤫


後発盤に収録されているソースは確かに聴きやすくて素晴らしいが、その近さゆえにデッドな感じさえある。どちらの音源が好みか、これは個人差があり比較のしようがない。 聴きやすさで言えば後発だろうし、音の広がりや会場の雰囲気を楽しむなら本ブートも十分に楽しめるだろう。

このツアーは当然ながらベック&クラークが主役だが、2人以上に存在感を放つのが名手サイモン・フィリップスだ。"Freeway Jam" などファンキーなナンバーもフィリップスは見事なプレイで、ベック以上の存在感ある演奏を聴かせてくれる。

全体的に実にスリリングでドライヴ感ある演奏を展開しており、主役2名に勝るとも劣らぬフィリップスとトニー・ハイマスの素晴らしさが光るライブだろう。

最大の聴きどころは、新曲 "Hot Rock"(ヤン・ハマー作曲でコージー・パウエルのアルバム "TILT" に収録)だろう。僅か3公演しか演奏されることがなかったレア中のレアナンバーだ。そしてショーの最後を"Blue Wind" で締めくくっている。

ツアーハイライトの武道館公演と比べるとセットリストがやや大人しいが、"Hot Rock"を聴けるだけでも大変に有難いものである。

 

 



今ではこのブートも滅多に見かけなくなりました。当時からあまり見かけなかったか。それでは音源をどうぞ!

 


disc 1

 


disc 2

 

以上です😙